今やパソコンは業務において必要なものとなっています。
オフィスにパソコン、プリンタなどIT機器が1台以上ある場合、そこには何らかのネットワークが構築されています。
ネットワークには様々な運用形態があり、状況に応じて、また環境に応じて適切なネットワークを構築することで
業務効率や能率を向上させトラブルを未然に防ぎ業務に支障が出ない仕組みを作ることができます。
法人事業部ではお客様の環境に応じた最適な環境をご提案させていただきます。気になる点などございましたらどうぞお気軽にお尋ねください。
以下、簡単ではございますがネットワークのパターンの一例をご紹介いたします。
プリンタを含めたネットワーク例
例:1
この図の場合、プリンタから印刷できるのはAのパソコンだけです。
BやCのパソコンで作ったものを印刷したい場合は、USBメモリでデータをAのパソコンに移したりする必要があり非効率です。
例:2
そこでHUBを1つ入れて、各パソコンをLANケーブルでつなぎ簡単なネットワークを構築します。
Aのパソコンに共有設定をすることでB、CのパソコンもAのパソコンを経由して印刷することが可能になります。
例:3
先の例:2ではAのパソコンを経由して印刷しているため、Aのパソコンが起動していないとB、Cのパソコンからは印刷できず、Aのパソコンは印刷の度に印刷命令を処理するため負担がかかります。そこでAのパソコンとプリンタの接続をやめて、プリンタもLANケーブルで直接HUBへつなぎ、ネットワーク化します。こうすることで、A,B,Cともに自由に印刷ができます。
このLANケーブルを無線にしたり、他のIT機器とも接続したりをネットワークは状況に応じて様々に組み上げていくことができます。
特にプリンタでは複合機やPC-FAXとの組み合わせも多く、これらの機器などもうまく運用していくと業務効率を上げていくことができます。
データやシステムの共有:サーバー導入例
例:1
先のプリンタと同様、それぞれのパソコンがネットワークでつながっていない場合です。
AのパソコンのデータをCのパソコンで見たい場合、USBメモリで持ち運んだり、紙に印刷して確認する必要があります。
例:2
そこでHUBを入れて各パソコンをLANケーブルでつなぎます。
Aのパソコンに共有設定をして、BとCのパソコンがAのパソコンの中を見られるように設定します。
そうすることで、AのパソコンのデータをCのパソコンで見たり、編集したりすることができます。また、Aのパソコン共有を経由してBのパソコンとCのパソコンもデータのやり取りが可能となります。
例:3
先の例:2ではAのパソコンを共有している為、各データのやり取りにはAのパソコンが立ち上がっている必要があり、経由されるAのパソコンはその分負担が増えます。
そこで、サーバーという役割の器械を新たにネットワーク内に導入し、各パソコンのデータはサーバーに入れるようにします。サーバーはそれ専用のパソコンのようなもので、A,B,C各パソコンはサーバーを通してデータのやり取り、保存などを行うことができます。
こうするとどのパソコンが起動していてもいなくても、自由にデータの共有が可能となり、ここの共有負担もなくなります。また、サーバーはバックアップの機能が充実しており、各パソコンからサーバーにデータを入れておき、そこで一括してバックアップをとることで万が一パソコンが故障してもサーバーにデータがあれば他のパソコンからでも見ることができ、業務に支障の出る確立が格段に減ります。
例:4
ネットワークは物理的に距離の離れた場所でも構築することが可能です。
図のように離れた支店のデータを本社に集めたり、支店Aと支店Cで1つの資料を作ったりと遠隔地の支店のパソコンであってもあたかも隣のデスクのパソコンのように連携をとりながら作業をすることが可能です。
以上簡単ではございますがネットワーク化のイメージの例を2つ上げさせていただきました。
建築で基礎が大切なことと同様、ネットワークもオフィス内のITの基礎の部分であり
「しっかり」 「スッキリ」 「わかりやすく」構築しておくことがその後のIT設備導入時にも活きてくる為、IT環境のベースとなる重要な要素と考えております。
ネットワーク構築には幅広い選択肢・技術・知識がございますので
何かご不明な点、ご要望などございましたらまずはお気軽にご相談ください。